Facilitation Program
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造形ファシリテーション能力 獲得プログラム|The Promoting Program for Facilitation Ability of Art and Design

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造形ファシリテーション展示会・シンポジウム 2009

日時
2010年2月11日(木・祝日)〜12日(金)11:00〜17:00
会場
武蔵野美術大学新宿サテライト (JR新宿駅西口より徒歩5分)
住所
東京都新宿区1-25-1 新宿センタービル9階
電話
042-3343-6311


 広がるワークショップの取組を支える人物をどう大学が育んでいくか。造形ワークショップの可能性と大学教育の課題は何か。—そんな課題に武蔵野美術大学が挑戦する「造形ファシリテーション能力獲得プログラム」は、2009年10月に文部科学省の支援によりスタートしました。
 まだスタートして数か月ですが、武蔵野美術大学が取り組んできた造形ワークショップの学生による展示会や、様々な分野の専門家をお招きしてのシンポジウムを2月11日と12日に開催することになりました。
 すでに他大学の学生・教職員の方々、造形ワークショップに関心のある市民や実践家の方々、行政・福祉等の各種機関のみなさま、造形やワークショップの研究者や大学院生など、様々な方々から励ましやお問い合わせ、参加の連絡をいただいており、感謝しております。展示会や講演会・シンポジウムはどなたでも予約なしに参加できます。途中の休憩時間や前後時間に展示会をごらんいただけると幸いです。また、講演会・シンポジウムの時間帯も展示会だけをご観覧いただけます。

取組担当者 高橋陽一(武蔵野美術大学教授)

[ 2月11日(木)13:00〜16:30 ]
シンポジウム
「ワークショップとは? ファシリテーションとは?」

挨拶
 甲田洋二氏(本学学長)
パネリスト
 前田ちま子氏(名古屋芸術大学 美術学部 教授)
 苅宿俊文氏(青山学院大学 社会情報学部 教授)
 高橋直裕氏(世田谷美術館 学芸員)
 齋 正弘氏(宮城県美術館 教育普及部長)
コーディネータ
 高橋陽一氏(本学教職課程教授・取組担当者)
コメンテータ
 齋藤啓子氏(本学視覚伝達デザイン学科教授)
 三澤一実氏(本学教職課程教授)
 タイトルどおり「ワークショップとは? ファシリテーションとは?」という疑問を掲げたシンポジウムです。文字どおり疑問をお持ちの学生や市民の方々にも、アクチュアルな課題を模索中の実践家・研究者の方々にも、課題と理念を共有できるようなシンポジウムを計画しています。

 疑問に答える30分ほどのレクチャーを4名の学外の専門家の方々にお願いしました。パネリストからの報告は、青山こどもの城で活躍され名古屋芸術大学で国内外のワークショップを研究しておられる前田ちま子先生、青山学院大学でワークショップデザイナー育成を提唱してプログラム開発を推進中の苅宿俊文先生、世田谷美術館の創設からワークショップを展開された高橋直裕先生、宮城県美術館の創設からのワークショップの草分けといえる齋正弘先生にお願いしました。永年にわたり日本のワークショップを先導してこられたパネリストの皆さんの報告をじっくり聞いて、ワークショップとファシリテーションの問いを考えたいと思います。

 後半のディスカッションでは、本学視覚伝達デザイン学科の齋藤啓子先生と教職課程の三澤一実先生にコメンテータをお願いします。質疑応答では、ご来場の皆様からもご発言をお願いしたいと考えておりますので、よろしくお願いします。





[ 2月12日(金)13:00〜14:30 ]
講演会
「美術と私」岩崎 清 氏(元こどもの城造形事業部長・本学講師)

 岩崎清先生は、子どものための造形ワークショップの草分けとして知られる青山・こどもの城の創立段階からのメンバーであり、造形事業部長として活躍されました。本学教職課程では「美術と福祉プログラム」を担当され、多くの学生を指導されました。また美術や教育に関わる実践活動や著作発表など様々な分野で活躍しておられます。本年度で岩崎清先生は本学講師としてご定年となりますので、本学内外でのご実践を振り返るご講演を計画いたしました。





[ 2月12日(金)15:00〜17:00 ]
シンポジウム
「美術と福祉とワークショップ」

パネリスト
 葉山 登氏(川村学園女子大学准教授・本学講師)
 杉山貴洋氏(白梅学園大学准教授・本学講師)
 川本雅子氏(本学教職課程・芸術文化学科講師)
コーディネータ
 高橋陽一氏(本学教職課程教授・取組担当者)
コメンテータ
 長沢秀之氏(本学油絵学科教授)
 武蔵野美術大学は、1998(平成10)年から「美術と福祉プログラム」を近隣の社会福祉施設との提携でスタートして、高齢者や障害者とともに造形ワークショップの取組を学生たちがすすめています。このシンポジウムでは、学生たちの所属するクラス担当の先生方に1年間の取組を紹介をいただき、美術、福祉、ワークショップを考えることを計画しています。
 20分ほどのレクチャーをパネリストから行います。あさやけ作業所で活動する学生たちを担当する葉山登先生(川村学園女子大学)、小平健成苑と曙光園で活動する学生たちを担当する杉山貴洋先生(白梅学園大学)、やすらぎの園とけやきの郷で活動する学生たちを担当する川本雅子先生にご報告をお願いしています。
 ディスカッションでは、本学油絵学科の長沢秀之先生にコメンテータをお願いします。質疑応答では、ご来場の皆様からもご発言をお願いしたいと考えておりますので、よろしくお願いします。





[ 2月11日(木・祝日)〜12日(金)11:00〜17:00 ]
展示会 ※事前予約不要

 武蔵野美術大学での造形ワークショップについて、本年度の学生たちの展示を行います。講演会・シンポジウムの実施時間帯でも、展示のみをご覧になることも可能ですから、お気軽にご観覧下さい。

 「美術と福祉プログラム」では、4クラス6施設の学生たちの成果を展示します。やすらぎの園、けやきの郷、あさやけ作業所。曙光園、小平健成苑、小川ホームという小平市内の高齢者施設・障害者施設での造形ワークショップや介護等体験の取組です。
 視覚伝達デザイン学科の齋藤啓子先生と学生たちが本年度おこなったワークショップの報告を展示します。齋藤先生は永年にわたり地域社会でのワークショップを実践してきましたが、視覚伝達デザイン学科の学生たちと大学近隣での取組を展開中です。
 「旅するムサビ」は、三澤一実先生と学生たちが、大学近隣の中学校などを訪問して行ったワークショップの報告を展示します。学校に武蔵野美術大学の学生が自らの作品を持参して訪問するワークショップは、子どもたちの美術への関心を高める取組として注目されています。