Facilitation Program
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造形ファシリテーション能力 獲得プログラム|The Promoting Program for Facilitation Ability of Art and Design

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最新情報一覧

[ 2012.4.6 ]
ウェブサイトの更新終了

 2012(平成24)年3月31日をもって文部科学省による武蔵野美術大学「造形ファシリテーション能力獲得プログラム」の支援期間が無事に終了しましたので、このページの更新を終了いたします。
 このページは学生と教職員の実践記録として当面の間はインターネット上に公開しますので、ご参考になれば幸いです。なお、「ファシリテーション情報室」の資料や業務は、「教職資料閲覧室」に引き継ぎます。ご連絡はfp@musabi.ac.jpあてにお願いします。

[ 情報登録日:2012.4.6 / ファシリテーション情報室 ]

[ 2012.4.4 ]
2012(平成24)年度第15期「美術と福祉プログラム」の実施

 2012年4月より今年度の第15期「美術と福祉プログラム」が実施されます。昨年度同様に5クラスの演習科目「美術と福祉」が開講され、6つの社会福祉施設と提携して実施されます。
 実施にあたっては、各施設の職員、施設利用者をはじめ関係各位に多くのお手数をおかけすることになりますので、この場を借りて御礼を申し上げます。

[ 情報登録日:2012.4.4 / 高橋陽一 ]

[ 2012.4.4 ]
2012(平成24)年度「ワークショップ実践研究 I」同「II」の実施

 2011(平成23)年度をもって文部科学省の支援による武蔵野美術大学「造形ファシリテーション能力獲得プログラム」の支援期間が無事に終了しましたが、このプログラムによる新しい教育の核となる講義科目「ワークショップ実践研究 I」と演習科目「ワークショップ実践研究 II」は、2012(平成24)年度も継続して実施されます。
 造形学部11学科の学生は履修登録によってこの授業科目のIを受講することができ、またIを単位修得した学生は翌年度からIIを履修することができます。造形学部学生の皆さんは、造形学部各学科で培った専門性が社会で生かせるためのファシリテーション能力を意識的に身につけるために、これらの授業科目を積極的に活用してください。

[ 情報登録日:2012.4.4 / 高橋陽一 ]

[ 2012.3.31 ]
「造形ファシリテーション能力獲得プログラム」の支援期間終了

 2012年3月31日をもって無事に武蔵野美術大学「造形ファシリテーション能力獲得プログラム ― 造形ワークショップの記録と表現による学士力の形成」の支援期間が終了となりました。このプログラムは、2009年9月10日、文部科学省より平成21年度「大学教育・学生支援推進事業」大学教育推進プログラム【テーマA】として選定を受け、同年10月21日より3年間の取組として行われたものです。
 プログラムでは、造形学部全学生が履修できる「ワークショップ実践研究 I」と同「II」を新規開講し、教職課程履修者による「美術と福祉プログラム」を継続実施し、これらの授業科目のほか関連授業と課外活動による学生の成果を「記録と表現」を軸として蓄積して公開してきました。
 また活動記録や新しい教育内容によるテキストとして次の5点の書籍を刊行して、大学、公共機関等に寄贈しました。また、広く誰でも手にできるように書籍『造形ワークショップを支える』『造形ワークショップの広がり』武蔵野美術大学出版局により書店ルートでの購入を可能としました。

  • 『造形ファシリテーション能力獲得プログラム 2009年度報告書』武蔵野美術大学、2010年3月刊行
  • 『造形ファシリテーション能力獲得プログラム 2010年度報告書』武蔵野美術大学、2011年3月刊行
  • 『造形ファシリテーション能力獲得プログラム 2011年度報告書』武蔵野美術大学、2012年3月刊行
  • 高橋陽一編『造形ワークショップの広がり』武蔵野美術大学出版局、2011年3月刊行
  • 高橋陽一著『造形ワークショップを支える』武蔵野美術大学出版局、2012年3月刊行
 この場を借りましてご支援いただいた文部科学省関係各位、プログラム実施に格段のご協力を頂いた行政・教育・福祉機関のみなさま、そして学生と大学内外の教職員・研究者・実践者のみなさまに3年間の御礼を申し上げます。

造形ファシリテーション能力獲得プログラム 取組担当者 高橋陽一

[ 情報登録日:2012.3.31 / ファシリテーション情報室 ]

[ 2011.11.17 ]
造形ワークショップで学校と地域は変わる
「造形ファシリテーション展示会・シンポジウム」のご案内

日時
2012年1月27日(金)〜29日(日)10:30〜17:00
場所
武蔵野美術大学新宿サテライト(新宿センタービル9階)


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 誰もが参加できる造形ワークショップを担う能力を学生が獲得するための武蔵野美術大学「造形ファシリテーション能力獲得プログラム──造形ワークショップの記録と表現による学士力の形成」は、文部科学省より平成21年度大学教育・学生支援推進事業【テーマA】大学教育推進プログラムとして選定を受け、今年は文部科学省支援の最終年度として成果を発表します。
 「造形ファシリテーション能力獲得プログラム」とは、造形学部の学士課程で獲得される造形の専門分野の能力に加えて、あらゆる人びとが造形の成果を享受するための活動を促進する専門家(ファシリテータ)としての能力を獲得することを目的としたプログラムです。このテーマに取り組んだ学生たちの成果の展示・発表、学内外のパネリストによるシンポジウムを行いますので、是非ともお越し下さい。

1月27日(金)

展示(10:30〜17:00)

※事前予約不要 発表会の時間帯も展示はご覧になれます。

展示では、介護等体験と連動した「美術と福祉プログラム」でのワークショップ(小平市内のあさやけ作業所・小川ホーム・けやきの郷・小平健成苑・曙光園・やすらぎの園)や、各地の学校などと提携した「ムサビる!」「旅するムサビ」、「ルネこだいらフェスティバル」関連企画や大学周辺の地域で展開された造形ワークショップなど、学生による展示を行います。

1月28日(土)

展示(10:30〜17:00)

※事前予約不要 発表会の時間帯も展示はご覧になれます。

ワークショップで地域は変わる

ワークショップ発表会(11:00〜12:00)
「地域では」(学生による発表)

11時からのワークショップ発表会「地域では」は学生による企画発表です。


シンポジウム(13:00〜14:30)
「ワークショップで地域は変わる」

13時からのシンポジウム「ワークショップで地域は変わる」は東京都美術館と世田谷美術館の学芸員の方々をお招きして地域と美術館の関係などを語っていただき、さらに本学の実践を踏まえて公民館などの立場からコメントをいただきます。

パネリスト
 東谷千恵子氏(世田谷美術館 主任学芸員)
 稲庭彩和子氏(東京都美術館
         アート・コミュニケーション担当係長)

コメンテータ
 保坂みどり氏(国分寺市光公民館 館長)
コーディネータ
 齋藤啓子氏(本学教授 視覚伝達デザイン学科)

ワークショップ発表会(15:00〜16:30)
「美術と福祉」(学生による発表)

15時からのワークショップ発表会「美術と福祉」では、小平市内の社会福祉施設(あさやけ作業所・あさやけサマースクール・小川ホーム・けやきの郷・やすらぎの園・曙光園・健成苑)で活動する学生の発表と指導担当の教員によるコメントです。

コメンテータ
 葉山 登氏(川村学園女子大学准教授・本学講師)
 杉山貴洋氏(白梅学園大学准教授・本学講師)
 川本雅子氏(本学教職課程・芸術文化学科講師)
 鈴石弘之氏(市民の芸術活動推進委員会
         理事長・本学講師)

1月29日(日)

展示(10:30〜17:00)

※事前予約不要 発表会の時間帯も展示はご覧になれます。

ワークショップで学校は変わる

ワークショップ発表会(11:00〜12:00)
「学校では」(学生による発表)

11時からのワークショップ発表会「学校では」は学生による企画発表です。


シンポジウム(13:00〜16:30)
「ワークショップで学校は変わる」

13時からのシンポジウム「ワークショップで学校は変わる」は本学と中学校ほかとの連携によるワークショップを題材として、学校、行政など様々な立場から報告とコメントをいただきます。また本プログラムのまとめとして、これからの美術教育に活かしていく方向を模索したいと思います。

挨拶
 甲田洋二氏(本学学長)
パネリスト
 東良雅人氏(文部科学省 教科調査官・
         国立教育政策研究所教育課程調査官)

 未至磨明弘氏(東大和市立第二中学校 教諭)
 三澤一実氏(本学教授 教職課程)
コメンテータ
 永関和雄氏(町田第三中学校 校長)
 長沢秀之氏(本学油絵学科教授)
 米徳信一氏(本学教授 芸術文化学科)
コーディネータ
 高橋陽一氏(本学教職課程教授・取組担当者)

シンポジウム事前予約

 1月28日と29日のシンポジウムについては当日参加も座席がある限りは可能ですが、事前予約を受け付けます。氏名、所属、参加日を予め電子メールでfp@musabi.ac.jpにお送りください。3日のうちにメール到着の連絡がない場合は不具合が考えられますので、お問い合わせください。

【お問い合わせ・シンポジウムの事前予約】
武蔵野美術大学教職資料閲覧室・ファシリテーション情報室
e-mail:fp@musabi.ac.jp

[ 情報登録日:2011.11.17 / ファシリテーション情報室 ]

[ 2011.10.3 ]
「ワークショップ発表会」発表内容のご案内

 武蔵野美術大学の学生が、日頃から行っているワークショップの成果が発表される「ワークショップ発表会」の発表グループが決まりましたので、ご案内いたします。当日は、12のグループが発表を行い、各グループごと5〜10分程度のプレゼンテーションを行います。

発表一覧(タイトル・関連団体)

 音で描く、線で奏でる(仮)
ムサBIG☆BAN(ルネこだいら 芸術家とこどもたちの出会いフェスティバル)

 長野スケッチ大会 2011ワークショップ
長野スケッチ大会 2011ワークショップ ムサビチーム

 障害者アート&美大アート合同展覧会
ムサッコ

 レッツモーションアニメーション
神山アーツプロジェクト

 (ちいさな夏休み)クワクワ島のはっぴーぷーん伝説
空間構成Ⅲ

 ドラゴン出現!!
旅するムサビ

 階段空間変身大作戦
こどもワークショップ集団・ダスキン

 安曇野アーツプロジェクト活動報告
安曇野アーツプロジェクト

 南会津アーツプロジェクト活動報告
南会津アーツプロジェクト

 子どもの広場『ワレワレハ宇宙人だ☆』
ルネフェスー子どもの広場

 写真アート「つくろう!フシギ・コダイラ」
ルネフェスー写真アート

 ムサビる!での様々なWS
 「キャンドルづくりWS」「東大和DOWNTOWN」「中学生企画」
ムサビる!

なお、この企画は学内向け企画(本学学生教職員対象)です。学外の方のご参加も歓迎しますので、あらかじめファシリテーション情報室にお問い合わせ(e-mail:fp@musabi.ac.jp)ください。

[ 情報登録日:2011.10.3 / ファシリテーション情報室 ]

[ 2011.9.12 ]
「ワークショップ発表会」のご案内

日時
10月17日(月) 16:20〜(5時間目)
場所
武蔵野美術大学 1号館 第1講義室


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 授業科目「ワークショップ実践研究Ⅰ・Ⅱ」の関連企画はもちろん、地域や学校などで造形ワークショップに取り組んだ武蔵野美術大学の学生グループによる実践活動の報告会が開かれます。
なお、この企画は学内向け企画(本学学生教職員対象)です。学外の方のご参加も歓迎しますので、あらかじめファシリテーション情報室にお問い合わせ(e-mail:fp@musabi.ac.jp)ください。

[ 情報登録日:2011.9.12 / ファシリテーション情報室 ]

[ 2011.4.13 ]
2011(平成23)年度前期授業科目「ワークショップ実践研究 II」の開講

 下記の通り、2011年度前期(金曜日5時限)授業科目として「ワークショップ実践研究 II」を開講します。昨年度「ワークショップ実践研究I」を履修した造形学部学生は履修登録して受講することができます。


授業名
ワークショップ実践研究 II (前期/2単位/演習)
担当
齋藤啓子 教授 三澤一実 教授


【授業概要】
 文部科学省選定「造形ファシリテーション能力獲得プログラム」の一環として、武蔵野美術大学における造形分野の専門能力を社会の様々な場面で活かすための「造形ファシリテーション能力」について考え、その実践のための基本的な知識と技能を獲得する演習科目である。「造形ワークショップ記録」、「造形ファシリテーション・ポートフォリオ」作成のオリエンテーションとして位置づけており、履修者はプログラムによるシステムを活用できる対象者として登録することができる。授業は齋藤啓子(視覚伝達デザイン学科)、三澤一実(教職課程)が担当し、運営チームの高橋陽一(教職課程)、長沢秀之(油絵学科)が分担し、ワークショップ実践研究Ⅰと連動して大学内外の専門家により、美術館や社会などでのワークショップについて特別講義を行う。

【到達目標】
 すでに「ワークショップ実践研究Ⅰ」で獲得した知識やワークショップについての経験を前提として、本学の「造形ファシリテーション能力獲得プログラム」に積極的に参加して、さらなる実践的な能力を伸ばすこと。

[ 情報登録日:2011.4.13 / ファシリテーション情報室 ]

[ 2011.4.13 ]
2011(平成23)年度前期授業科目「ワークショップ実践研究I」の開講

 下記の通り、2011年度前期(金曜日5時限)授業科目として「ワークショップ実践研究I」を開講します。造形学部学生は履修登録して受講することができます。


授業名
ワークショップ実践研究I (前期/2単位/講義)
担当
高橋陽一 教授


【授業概要】

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 文部科学省選定「造形ファシリテーション能力獲得プログラム」の一環として、武蔵野美術大学における造形分野の専門能力を社会の様々な場面で活かすための「造形ファシリテーション能力」について考え、その実践のための基本的な知識と技能を獲得する講義科目である。「造形ワークショップ記録」、「造形ファシリテーション・ポートフォリオ」作成のオリエンテーションとして位置づけており、履修者はプログラムによるシステムを活用できる対象者として登録することができる。授業は高橋陽一(教職課程)が全体を担当し、運営チームの長沢秀之(油絵学科)、齋藤啓子(視覚伝達デザイン学科)、三澤一実(教職課程)が分担し、また大学内外の専門家により、美術館や社会などでのワークショップについて特別講義を行う。

【到達目標】
 社会における造形の意義を理解して、ワークショップの理論や歴史についての基礎的知識を獲得して、本学の「造形ファシリテーション能力獲得プログラム」に参加できるようになること。

[ 情報登録日:2011.4.13 / ファシリテーション情報室 ]

[ 2011.4.13 ]
2011(平成23)年度第14期美術と福祉プログラムの開始

 本年度の「美術と福祉プログラム」は4月18日の授業開始週から、5クラスの「美術と福祉」「教職総合演習I」としてスタートします。履修登録の100名以上の学生は、下記の授業でゼミに参加し、介護等体験や造形ワークショップを行うとともに、造形ファシリテーション能力獲得プログラムと連動して「記録と表現」の活動を行います。

美術と福祉A (火曜5時限)
【担当教員】 葉山登 講師
【受入施設】 あさやけ作業所B

美術と福祉B (金曜5時限)
【担当教員】 杉山貴洋 講師
【受入施設】 曙光園 / 小平健成苑

美術と福祉C (水曜5時限)
【担当教員】 鈴石弘之 講師
【受入施設】 小川ホーム

美術と福祉D (水曜5時限)
【担当教員】 川本雅子 講師
【受入施設】 やすらぎの園 / けやきの郷

美術と福祉E (土曜5時限)
【担当教員】 川本雅子 講師
【受入施設】 あさやけ作業所A (あさやけサマースクール)

[ 情報登録日:2011.4.13 / 高橋陽一 ]

[ 2011.02.09 ]
「2010年度造形ファシリテーション展示会・シンポジウム」
来場者へのお礼とご報告

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 このたびは武蔵野美術大学「造形ファシリテーション能力獲得プログラム」(平成21年度文部科学省選定)の平成22年度の成果発表として、2011(平成23)年1月28日から30日の3日間に開催された「造形ファシリテーション展示会・シンポジウム」に多数のご来場を迎えることができました。ご来場の方々、周知にご協力いただいた皆様に心より御礼申し上げます。
 新宿サテライト会場への来場者・シンポジウム参加者は、147名となり、またお願いしたシンポジウムの事前座席予約も40名近い方々にお申し出を頂きました。
 この展示会・シンポジウムの概要を含めまして、現在『造形ファシリテーション能力獲得プログラム2010年度報告書』を編集しており、3月に刊行を致します。また皆様から頂いたご感想・ご要望も今後の改善のための大切な資料となり、同『報告書』に一部抜粋の上掲載させて頂きます。ご来場いただいた方々には、学外は郵送、学内は教職資料閲覧室にて配付いたしますので、よろしくおねがいします。

[ 情報登録日:2011.02.09 / 高橋陽一 ]

[ 2011.01.21 ]
シンポジウム予約情報

 1月29日と30日のシンポジウムはすでに10名以上の予約をいただいています。予約なしでもご参加いただける予定ですが、座席数もありますので、事前に下記【参加方法】をご参照に1月26日までにご連絡をいただけると幸いです。

【参加方法】
 シンポジウムは当日ご参加できますが、座席の都合でお断りすることがあります。昨年はこのことでご迷惑をおかけしましたので、「シンポジウム事前予約」の事前手続きをお勧めします。

シンポジウム事前予約

 1月29日と30日のシンポジウムについては当日参加も座席がある限りは可能ですが、事前予約を受け付けます。氏名、所属、参加日を予め電子メールでfp@musabi.ac.jpにお送りください。3日のうちにメール到着の連絡がない場合は不具合が考えられますので、お問い合わせください。

【お問い合わせ・シンポジウムの事前予約】
武蔵野美術大学教職資料閲覧室・ファシリテーション情報室
e-mail:fp@musabi.ac.jp

[ 情報登録日:2011.01.21 / ファシリテーション情報室 ]

[ 2010.12.09 ]
「造形ファシリテーション展示会・シンポジウム」のご案内

日時
2011年1月28日(金)〜30日(日)11:00〜17:00
場所
武蔵野美術大学新宿サテライト(新宿センタービル9階)


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 誰もが参加できる造形ワークショップを担う能力を学生が獲得するための「造形ファシリテーション能力獲得プログラム」が文部科学省により「大学教育・学生支援推進事業」大学教育推進プログラム【テーマA】として選定されました。社会福祉施設や近隣の学校で造形ワークショップをおこなった学生たちの成果を展示します。シンポジウムや講演では、ワークショップを担うファシリテータのあり方や美術と福祉との関係などを話しあいます。

1月28日(金)

展示(11:00〜17:00)

※事前予約不要 発表会の時間帯も展示はご覧になれます。

展示では、小平市内の6つの社会福祉施設で「美術と福祉プログラム」として実施した造形ワークショップと介護等体験と、近隣の中学校等と提携した「旅するムサビ」などの企画について、学生たちの成果を展示します。

展示内容
美術と福祉プログラム5クラス6施設の展示
(あさやけ作業所・小川ホーム・けやきの郷・小平健成苑・曙光園・やすらぎの園)
「旅するムサビ」など武蔵野美術大学で様々な造形ワークショップの学生による展示

発表会(13:00〜14:30/15:00〜16:30)
ワークショップ発表会

下記のとおり、造形ワークショップを実践した学生自身による発表があります。
※学生発表はシンポジウムの座席事前予約はありませんので、満員の場合は予めご了解ください。

【13:00〜14:30】
齋藤啓子教授(視覚伝達デザイン学科)がコーディネートした下記の5つの学校や地域でのワークショップが発表されます。これらの企画展示も行われていますのでご覧下さい。

(1)2010ルネこだいら「芸術家と子どもたちとの出会い」フェスティバル
小平市の文化施設イベントで行われた、学生が企画する遊びと創作の空間「子どもの広場 げんきモリ森」の取り組みです。

(2)「異才たちのアート展」
小平市内の福祉作業所の障害者のアート作品展とワークショップ企画です。小平ルネセブン商店街で展示・開催されました。

(3) 2010「ちいさな夏休み Under the Sea」
大学の構内で行われる二日間の造形演劇ワークショップです。周辺の小学生と学生が非日常的な遊びの空間をつくり出します。

(4)「ハチラボでカメラボ」
渋谷区こども科学センターハチラボで行われたピンホールカメラでモニュメントをつくる小学生対象のワークショップです。

(5)「ぽかぽかたかの台商店街」
大学の最寄り駅周辺の福祉のまちづくりをテーマに、学生が障がい者とともに企画運営した参加型ワークショップです。
【15:00〜16:30】
三澤一実教授(教職課程研究室)がコーディネートした下記の4つの学校や地域でのワークショップが発表されます。発表会の運営も含めて学生があたります。これらの企画展示も行われています。なお当日は三澤教授は欠席しますのであらかじめご了解ください。

(1)「旅するムサビ」
学生が学校に赴き、ワークショップや鑑賞の授業を行う取組です。

(2)School Art Project 「ムサビる」
東京都東大和市立東大和第二中学校でおこなわれたムサビ学生作品による二日間の美術館です。

(3) 芸術村スケッチ大会
長野県東御市梅野記念絵画館でスケッチ大会に集う子どもたちとの造形ワークショップです。

(4)埼玉県障害者アートフェスティバル
埼玉県立近代美術館で学生が企画運営する埼玉県障害者アートフェスティバルです。
1月29日(土)

展示(11:00〜17:00)

※事前予約不要 発表会の時間帯も展示はご覧になれます。

発表会(13:00〜14:30)
ワークショップ発表会

13時からは、「美術と福祉プログラム」として小平市内の社会福祉施設で造形ワークショップを行った学生たちによる発表があります。本年度、あさやけ作業所、やすらぎの園、けやきの郷、小川ホーム、曙光園をはじめとした障害者施設、高齢者施設で実践されたワークショップや介護等体験活動です。
この発表は午後3時から行われるシンポジウム「福祉と造形ワークショップの可能性」とも連動しますので、あわせてごらんになることをお勧めします。

(1)あさやけ作業所サマースクール
(2)あさやけ作業所
(3)やすらぎの園
(4)けやきの郷
(5)小川ホーム
(6)曙光園

シンポジウム(15:00〜16:30)
「福祉と造形ワークショップの可能性」

1月29日(土)15時のシンポジウム「福祉と造形ワークショップの可能性」では、葉山登氏、杉山貴洋氏、川本雅子氏、鈴石弘之氏から、武蔵野美術大学が取り組む「美術と福祉プログラム」を中心に報告とディスカッションを行います。同日1時からは学生による発表がありますので、あわせてご参加ください。

パネリスト
 葉山 登氏(川村学園女子大学准教授・本学講師)
 杉山貴洋氏(白梅学園大学准教授・本学講師)
 川本雅子氏(本学教職課程・芸術文化学科講師)
 鈴石弘之氏(市民の芸術活動推進委員会
         理事長・本学講師)

コーディネータ
 高橋陽一氏(本学教職課程教授・取組担当者)

1月30日(日)

展示(11:00〜17:00)

※事前予約不要 発表会の時間帯も展示はご覧になれます。

シンポジウム(13:00〜16:30)
「造形ワークショップの担い手とは」

1月30日(日)のシンポジウム「造形ワークショップの担い手とは」では、青山こどもの城の有福一昭氏と目黒区美術館の降旗千賀子氏をお招きして、造形ワークショップのあり方やファシリテータを目指す学生たちへの提起を語っていただきます。武蔵野美術大学の造形ファシリテーション能力獲得プログラムの教員からも大学の現場からの提起を行います。

挨拶
 甲田洋二氏(本学学長)
パネリスト
 有福一昭氏(青山こどもの城 造形事業部)
 降旗千賀子氏(目黒区美術館 学芸員)
コメンテータ
 齋藤啓子氏(本学視覚伝達デザイン学科教授)
 三澤一実氏(本学教職課程教授)
 長沢秀之氏(本学油絵学科教授)
コーディネータ
 高橋陽一氏(本学教職課程教授・取組担当者)

シンポジウム事前予約

 1月29日と30日のシンポジウムについては当日参加も座席がある限りは可能ですが、事前予約を受け付けます。氏名、所属、参加日を予め電子メールでfp@musabi.ac.jpにお送りください。3日のうちにメール到着の連絡がない場合は不具合が考えられますので、お問い合わせください。

【お問い合わせ・シンポジウムの事前予約】
武蔵野美術大学教職資料閲覧室・ファシリテーション情報室
e-mail:fp@musabi.ac.jp

[ 情報登録日:2010.12.09 / ファシリテーション情報室 ]

[ 2010.10.28 ]
「ワークショップ発表会」のご案内

日時
11月25日(木) 16:30〜
場所
武蔵野美術大学7号館401教室(11講義室)


 地域や学校などで造形ワークショップに取り組んだ学生グループによる実践活動の報告会が開かれます。下記の11グループが5〜10分の報告を行います。

発表一覧(タイトル・関連団体)

 パジャマ会議
個人(協力:KAPL-コシガヤ・アート ・ポイントラボ)

 お子さんと一緒に踊りませんか?
みんなのダンスフィールド

 校内で見つけた小さな楽園
旅するムサビ(茅ヶ崎小 プロジェクト)

 即興!アニメーション制作
カリ美企画

 9坪ハウスワークショップ
ムサビる!建築学科ワークショップ

 むちゃくちゃスペース
長野スケッチ大会

 共成小学校ワークショップ
米徳ゼミ(芸術文化学科)

 芸品館の職人になろう
南会津おらが芸品館アーツプロジェクト

 「足でつくろう〜フェルトマット〜」
 「部屋を変身!ジグザグ迷路」
東村山ZUKOゼミ

 「粘土でからだレリーフ」
 「光職人あらわる!ピカピカライトで絵をかこう」
東村山ZUKOゼミ

 ルネ小平・子どもの広場 『げんきモリ森』
ルネ小平・子どもの広場 白梅&ムサビ

なお、この企画は学内向け企画(本学学生教職員対象)です。学外の方でご参加希望の場合は予めファシリテーション情報室にお問い合わせ下さい。

[ 情報登録日:2010.10.28 / ファシリテーション情報室 ]

[ 2010.7.23 ]
学生実践グループによる7企画のご案内

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※写真は、7月2日の各種企画発表時の様子より

 「ワークショップ実践研究Ⅰ」の受講学生が、学内外のみなさんと協力して 下記の7つの企画に参加する予定です。それぞれさまざまな地域の機関団体などが主催者となっています。
 参加した学生による「造形ワークショップ記録」は後ほど本ホームページで公開される予定です。

School Art Project 「ムサビる」

中学校にムサビ生の作品を持ち込み、中学校を二日間だけ美術館にしてしまう取り組みです。

会場
東京都東大和市立東大和第二中学校
日時
2010(平成22)年8月7日(土)〜8日(日)9:00〜16:00(入場無料)

芸術村スケッチ大会

スケッチ大会に集う子どもたちを対象に、造形ワークショップを展開します。

会場
長野県東御市梅野記念絵画館
日時
2010(平成22)年8月21日(土)

埼玉県障害者アートフェスティバル「私たちの目(仮)」

埼玉県障害者アートフェスティバルの一環として、障害者美術展を学生が企画運営します。

会場
埼玉県立近代美術館
日時
2010(平成22)年12月7日(火)〜12日(日)

2010 ルネこだいら「芸術家と子どもたちとの出会い」フェスティバル

 様々なジャンルの芸術家が集まる夏休みの1日です。2階エントランスロビーにて公開制作を行なう「芸術家の広場」と、子どもが自由な発想で表現・創作する空間「子どもの広場」に参加します。「子どもの広場」は、白梅学園大学児童文化倶楽部との共同企画です。

会場
ルネこだいら(西武新宿線小平駅南口徒歩3分)
日時


2010(平成22)年8月29日(日)
 「芸術家の広場」10:00〜16:00
 「子どもの広場」10:00〜17:00 
主催


(財)小平市文化振興財団
小平こども劇場
芸術文化豊かな街をつくろう!

異才たちのアート展

 小平市内の福祉作業所と小平駅南口ルネセブン商店街が協力して、障害者のアート作 品を展示する企画を、美術大学の学生が応援します。

会場
小平ルネセブン商店街
日時
2010(平成22)年11月24日(水)〜12月6日(月)
主催
障害者の日のつどい実行委員会

学園坂ストリートギャラリー2011

 西武多摩湖線一橋学園駅にある学園坂商店会のお店に、美大生、小学生、地域住民、 障害者就労支援施設のアート作品を展示し、商店会の振興と地域の交流を図る催しを 企画します。今回、3回目の取り組みです。

会場
学園坂商店街
日時
2011(平成23)年3月中旬〜下旬(日程調整中)
主催
おだまき工房
共催
学園坂商店会
運営
学園坂ストリートギャラリー実行委員会

[ 情報登録日:2010.7.23 / ファシリテーション情報室 ]

[ 2010.6.1 ]
5月までの「ワークショップ実践研究 I」の概要

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 2010(平成22)年前期(金曜日5時限)に開講された「ワークショップ実践研究 I」も、約半分の日程を終えました。この授業科目は、「造形ファシリテーション能力獲得プログラム」の一環として開設されたもので、運営チーム(取組担当者高橋陽一教授、委員長沢秀之教授、齋藤啓子教授、三澤一実教授)によって運営されています。
 受講登録者は学年指定はないので、造形学部11学科の各学年の学生が100名以上も履修しています。現在は第7回までを終えて、実際の造形ワークショップに向けてのグループごとの企画立案などの実践研究へと進んでいきます。

【第7回までのシラバスより】
4月16日(金)5時限
 第1週 「造形ファシリテーション能力獲得プログラム」とは何か (高橋陽一・松田崇)

4月23日(金)5時限
 第2週 「ワークショップ」の概念論 (高橋陽一)

4月30日(金)5時限
 第3週 「ワークショップの広がりと社会」 (齋藤啓子)

5月7日(金)5時限
 第4週 「ワークショップと美術」 (長沢秀之)

5月14日(金)5時限
 第5週 「ワークショップと子どもたち」 (三澤一実)

5月21日(金)5時限
 第6週 実践研究①「自己紹介とコミュニケーション」 (齋藤啓子)

5月28日(金)5時限
 第7週 特別講義①(ゲスト) 演劇ワークショップ 松井憲太郎氏

【5月21日第6週の様子より】
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 第6週には齋藤啓子教授により、100名以上の学生が体育館アリーナに移動して、模擬的にワークショップをおこない、実践研究の第1回目として、自己紹介をしたり、共同作業をしたりすることを体験しました。
 冒頭では、参加者が身体を動かしてコミュニケーションをとり、二人や全員が手をつないだり動いたりしました。
 さらに、事前に届け出た関心テーマをもとにして、「小中学校で」「美術館で」「地域の公共施設で」といったテーマ別のグループとなり、さらに6名前後の少人数に分かれて所持物を使って自己紹介をしたりしました。そして所持物と付箋紙、模造紙などを使って、自分たちのテーマについて表現する作業を介しました。
 限られた時間と物による作業でしたが話しあいながら進めて、半時間もたたないうちに各グループの表現物ができあがりました。臨機応変に話し合ったり、共同作業をする貴重な体験になりました。

【5月28日第7週の様子より】
 第7週には松井憲太郎先生をお招きして演劇ワークショップについてお伺いしました。「演劇におけるワークショップの源流」「演劇ワークショップの実例」などの構成で、イギリスのナショナルシアターのエデュケーション部、アウグスト・ボアールの実践、フィリピン教育演劇協会(PETA)の実践、日本のワークショップ活動の実践などが語られました。また、松井先生が活躍した世田谷パブリックシアターの教育普及事業などが映像で示されました。受講者からはワークショップのあり方、造形ワークショップとの異同など活発に質疑応答があり、熱気ある特別講義となりました。

[ 情報登録日:2010.6.1 / 高橋陽一 ]

[ 2010.4.13 ]
2010(平成22)年度第13期美術と福祉プログラムの開始

 本年度の「美術と福祉プログラム」は4月12日の授業開始週から、5クラスの教職総合演習がスタートします。履修登録の100名以上の学生は、下記の授業でゼミに参加し、介護等体験や造形ワークショップを行うとともに、造形ファシリテーション能力獲得プログラムと連動して「記録と表現」の活動を行います。

教職総合演習IA (火曜5時限)
【担当教員】 葉山登 講師
【受入施設】 あさやけ作業所B

教職総合演習IB (金曜5時限)
【担当教員】 杉山貴洋 講師
【受入施設】 曙光園 / 小平健成苑

教職総合演習IC (水曜5時限)
【担当教員】 鈴石弘之 講師
【受入施設】 小川ホーム

教職総合演習ID (水曜5時限)
【担当教員】 川本雅子 講師
【受入施設】 やすらぎの園 / けやきの郷

教職総合演習IE (前期/土曜5時限→後期/金曜5時限)
【担当教員】 川本雅子 講師
【受入施設】 あさやけ作業所A (あさやけサマースクール)

[ 情報登録日:2010.4.13 / 高橋陽一 ]

[ 2010.4.7 ]
2010(平成22)年度前期授業科目「ワークショップ実践研究I」の開講

 下記の通り、2010年度前期(金曜日5時限)授業科目として「ワークショップ実践研究I」を開講します。造形学部学生は履修登録して受講することができます。


授業名
ワークショップ実践研究I (前期/2単位/講義)
担当
高橋陽一 教授


【授業概要】
 文部科学省選定「造形ファシリテーション能力獲得プログラム」の一環として、本校における造形分野の専門能力を社会の様々な場面で活かすための「造形ファシリテーション能力」について考え、その実践のための基本的な知識と技能を獲得する講義科目である。「造形ワークショップ記録」、「造形ファシリテーション・ポートフォリオ」作成のオリエンテーションとして位置づけており、履修者はプログラムによるシステムを活用できる対象者として登録することができる。授業は高橋陽一(教職課程)が全体を担当し、運営チームの長沢秀之(油絵学科)、齋藤啓子(視覚伝達デザイン学科)、三澤一実(教職課程)が分担し、また大学内外の専門家により、美術館、演劇、企業などでのワークショップについて特別講義を行う。

【到達目標】
 社会における造形の意義を理解して、ワークショップの理論や歴史についての基礎的知識を獲得して、本学の「造形ファシリテーション能力獲得プログラム」に参加できるようになること。

[ 情報登録日:2010.4.7 / ファシリテーション情報室 ]

[ 2010.3.12 ]
サーバーメンテナンスのお知らせ

日時
3月21日(日) 9:00〜17:00


 サーバーメンテナンスに伴い、3月21日(日)9:00〜17:00の期間、Webページの閲覧ができなくなります。ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

※終了時刻は、メンテナンスの状況によって前後する可能性がございますので、あらかじめご了承ください。

[ 情報登録日:2010.3.12 / ファシリテーション情報室 ]

[ 2010.2.15 ]
「造形ファシリテーション展示会・シンポジウム」
ご来場者様へのお礼とご報告

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 このたびは武蔵野美術大学「造形ファシリテーション能力獲得プログラム」(平成21年度文部科学省選定)の平成21年度の成果発表として、2010(平成22)年2月11日と12日に開催された「造形ファシリテーション展示会・シンポジウム」に多数のご来場を迎えることができました。ご来場の方々、周知にご協力いただいた皆様に心より御礼申し上げます。
 新宿サテライト会場への来場者・シンポジウム参加者は、2月11日に119名、2月12日に77名、合計196名でした。昨年までの3年間「美術と福祉プログラム」(文部科学省平成18年度選定特色ある大学教育支援プログラム)の展示会と比較しても多数の参加者数でした。
 とりわけ、シンポジウム会場が手狭となり、初日には60名教室に100名を超える方々が入ることとなって、教室壁を移動するまでは混雑のためにご不快であったことと存じます。お詫びとご協力への御礼を申し上げる次第です。
 この展示会・シンポジウムの概要を含めまして、現在「造形ファシリテーション報告書」を編集しており、3月に刊行を致します。ご来場いただいた方々には、学外は郵送、学内は教職資料閲覧室にて配付いたしますのでよろしくおねがいします。

[ 情報登録日:2010.2.15 / 高橋陽一 ]

[ 2010.1.12 ]
【課外講座報告】ワークショップデザイナーとは何か
—青山学院大学の養成プログラムからの提起—

日時
12月14日(月) 16:30〜
場所
武蔵野美術大学12号館201教室(第21講義室)
講師
苅宿俊文氏(青山学院大学 社会情報学部 教授)


 2009年12月14日に、青山学院大学の苅宿俊文教授をお招きして、課外講座「ワークショップデザイナーとは何か」が武蔵野美術大学で開催されました、当日は、30名を超える学生、教職員が参加して、90分にわたりお話を伺い、質疑応答などが行われました。
 小学校や地域での多彩な教育活動を推進している苅宿先生が、特定非営利活動法人学習環境デザイン工房で行っているハッピ型コミュニケーションツール「ビタハピ」(部分ごとの色彩の異なる法被)の紹介があり、会場が笑いにつつまれました。
 さらに、青山学院大学と大阪大学の連携事業「ワークショップデザイナー育成プログラム」や、2010年度からワークショップ研究の拠点となる「青山学院大学大学院社会情報学研究科ヒューマンイノベーションコース」についての紹介があり、ワークショップをデザインすることが、社会や行政の中で位置づけられるように努力しておられる様子が語られました。
 また、教育からのアプローチとして、心理学説の変化の中で、行動主義、認知主義から社会構成主義にもとづいて学習が把握され、新しい学習観が社会構成主義によりとらえられることが語れました。これがPISA型学力観の基盤にもなり、現代社会で世界的にワークショップが必然とされる背景が語られました。
 質疑応答では、青山学院大学院のヒューマンイノベーションコース進学を希望している武蔵野美術大学の学部学生からの質問や、「美術教育とワークショップの関係はどうみているのか」「学生の就職など将来を考えるときに青山の実践は感心が深い」などと、様々な質問や意見がだされました。
 苅宿先生には、2010(平成22)年2月11日のシンポジウム「ワークショップとは? ファシリテーションとは?」でもパネリストとしてさらにお話をいただく予定です。

[ 情報登録日:2010.1.12 / 高橋陽一 ]

[ 2009.12.25 ]
宮城県美術館訪問調査の報告

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 2009年12月20日、仙台市青葉区の宮城県美術館を訪問し、教育普及部長齋正弘先生にお話をファシリテーション情報室スタッフ5名が伺いました。宮城県美術館と齋正弘先生のワークショップ活動は、日本における造形ワークショップのさきがけとして注目されていますが、その様子や記録保存の様子などを現地で拝見することがこの訪問調査の目的です。また、2010(平成22)年2月11日におこなわれるシンポジウム「ワークショップとは? ファシリテーションとは?」のパネリストや、2010年度前期授業「ワークショップ実践研究I」の特別ゲストとして、齋正弘先生を武蔵野美術大学にお招きするための事前打合せを兼ねておこなわれました。

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 齋先生がワークショップに注目した経緯としては、1974(昭和49)年に宮城教育大学を卒業して1975(昭和50)年にアメリカのブルックリン・ミュージアム・アートスクールに留学するなかで、アメリカでは既にワークショップの方法が普及していることを実感したことがあります。1978年に帰国して1978年に宮城県美術館建設準備室が発足するとそのメンバーとして教育普及活動としてのワークショップを提起し、現在の充実した大人や子どものための制作室が建築計画に組み込まれました。また、ワークショップに必要なのはティーチではなくフォローであると齋先生が提言するなかで、最近の「ファシリテーション」という言葉の普及により、ワークショップを行うファシリテータという言葉が定着したことの意味と、「フォロー」という言葉が持つ「その人のためにフォローする」というイメージの大切さなどが語られました。

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 また造形ワークショップ記録という課題では、制作室に過去の映像記録(ビデオテープや写真)が整理されて閲覧可能になっている様子を拝見しました。それでも映像記録で子どもたちに発生する変化など、記録の難しさなどもお話しいただきました。

 宮城県美術館で実施されている美術たんけんや美術館たんけんなどの、ワークショップは有名ですが、実際に齋先生に美術館施設や展示室、屋外などを案内していただいて、その実際を追体験する機会を与えていただきました。ファシリテータが、「楽しい大人」、「おもしろい大人」として子どもたちと接する様子が、宮城県美術館の現場の中で理解することができました。

 訪問調査では、このほか、仙台メディアテークの施設見学なども行いました。

[ 情報登録日:2009.12.25 / 高橋陽一 ]

[ 2009.12.17 ]
「造形ファシリテーション展示会・シンポジウム」のご案内

日時
2010年2月11日(木・祝日)〜12日(金)11:00〜17:00
場所
武蔵野美術大学新宿サテライト(新宿センタービル9階)


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 誰もが参加できる造形ワークショップを担う能力を学生が獲得するための武蔵野美術大学「造形ファシリテーション能力獲得プログラム —造形ワークショップの記録と表現による学士力の形成」が、文部科学省より平成21年度大学教育・学生支援推進事業【テーマA】大学教育推進プログラムとして選定を受けて、スタートしました。文部科学省の支援はプログラムは2年半、2012(平成24)年3月まで続けられる予定です。
 「造形ファシリテーション能力獲得プログラム」とは、造形学部の学士課程で獲得される造形の専門分野の能力に加えて、あらゆる人びとが造形の成果を享受するための活動を促進する専門家(ファシリテータ)としての能力を獲得することを目的としたプログラムです。
 今回は、学生たちの成果の展示と、学内外のパネリストによるシンポジウムや公演を行いますので、是非ともお越し下さい。

2月11日(木)

展示(11:00〜17:00)

※事前予約不要 発表会の時間帯も展示はご覧になれます。

小平市内の6つの社会福祉施設で「美術と福祉プログラム」として実施した造形ワークショップと介護等体験と、近隣の中学校等と提携した「旅するムサビ」などの企画について、100名を超える学生たちの成果を展示します。

展示内容
4クラス6施設の展示
(あさやけ作業所・小川ホーム・けやきの郷・小平健成苑・曙光園・やすらぎの園)
「旅するムサビ」の展示
武蔵野美術大学での様々な造形ワークショップの展示

シンポジウム(13:00〜16:30)
「ワークショップとは?
     ファシリテーションとは?」

造形ワークショップを進めてきた高橋直裕氏や前田ちま子氏、ワークショップ・デザイナー育成を推進する苅宿俊文氏をお招きして、これからのありかたを話し合います。

挨拶
 甲田洋二氏(本学学長)
パネリスト
 前田ちま子氏(名古屋芸術大学 美術学部 教授)
 苅宿俊文氏(青山学院大学 社会情報学部 教授)
 高橋直裕氏(世田谷美術館 学芸員)
 齋 正弘氏(宮城県美術館 教育普及部長)
コーディネータ
 高橋陽一氏(本学教職課程教授・取組担当者)
コメンテータ
 齋藤啓子氏(本学視覚伝達デザイン学科教授)
 三澤一実氏(本学教職課程教授)

2月12日(金)

展示(11:00〜17:00)

※事前予約不要 発表会の時間帯も展示はご覧になれます。

講演(13:00〜)
「美術とわたし」

岩崎清氏が長年の実践について語ります。

岩崎 清 氏(元こどもの城造形事業部長・本学講師)

シンポジウム(15:00〜)
「美術と福祉とワークショップ」

美術と福祉プログラムを担当する葉山登氏、杉山貴洋氏、川本雅子氏から本年度の実践と課題を話し合います。

パネリスト
 葉山 登氏(川村学園女子大学准教授・本学講師)
 杉山貴洋氏(白梅学園大学准教授・本学講師)
 川本雅子氏(本学教職課程・芸術文化学科講師)
コーディネータ
 高橋陽一氏(本学教職課程教授・取組担当者)
コメンテータ
 長沢秀之氏(本学油絵学科教授)

広告PDF(約500KB)
[ 情報登録日:2009.12.17 / ファシリテーション情報室 ]

[ 2009.12.17 ]
【課外講座報告】美術館におけるワークショップ
—世田谷美術館の歩みから—

日時
11月26日(木) 16:30〜
場所
武蔵野美術大学1号館104教室(第2講義室)
講師
高橋直裕氏(世田谷美術館 学芸員)


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 高橋直裕氏による課外講座が行われました。学生など50名あまりが参加して、90分にわたって、スライド映写や質疑応答も含めて、楽しい雰囲気でお話しがすすみました。

 高橋直裕氏が武蔵野美術大学造形学部日本画学科を卒業後、1982(昭和57)年からの世田谷美術館準備活動に参加し、1986(昭和61)年の開館では第4部「子どもと美術」を担当したことが回想されました。このなかで世田谷美術館が芸術の原点や素朴ということに取り組み、「日常と芸術」をキーワードに従来の美術館と異なるワークショップが位置づけられたことが語られました。ワークショップは、レクチャーと異なって、何でも楽しく、場や時間を共有するコトバとして語られ、世田谷美術館の実例が、スライドで次々と楽しい語り口で紹介され、会場内は笑い声や歓声で包まれました。そして、ワークショップが目的ではなく手段であること、社会の必要性から考えるという発想、さらに学芸員の専門性と人間としての体験という、深みのある話題へと展開していきました。

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 参加学生等のご協力で感想文が37通も出されました。「大人も子どももいきいきとした表情をしていることが印象的だった」、「ワークショップが多岐にわたっても単純明快なものだと分かった」、「ワークショップが市民に影響を与える意味のあるものになるように私自身もがんばりたい」、「やっぱりワークショップは楽しくなくてはダメですね!」、「進路も含めてアンテナを張っていきます。」(部分抜粋)と多くの声が寄せられました。

[ 情報登録日:2009.12.17 / 高橋陽一 ]

[ 2009.11.21 ]
【課外講座】ワークショップデザイナーとは何か
—青山学院大学の養成プログラムからの提起—

日時
12月14日(月) 16:30〜
場所
武蔵野美術大学12号館201教室(第21講義室)
講師
苅宿俊文氏(青山学院大学 社会情報学部 教授)


 苅宿俊文氏は、小学校や地域での多彩な教育活動を推進し、青山学院大学と大阪大学の連携事業「ワークショップデザイナー育成プログラム」や、2010年度からワークショップ研究の拠点となる「青山学院大学大学院社会情報学研究科ヒューマンイノベーションコース」の中心として活躍しておられます。

広告PDF(約700KB)
[ 情報登録日:2009.11.21 / ファシリテーション情報室 ]

[ 2009.11.09 ]
【課外講座】美術館におけるワークショップ
—世田谷美術館の歩みから—

日時
11月26日(木) 16:30〜
場所
武蔵野美術大学1号館104教室(第2講義室)
講師
高橋直裕氏(世田谷美術館 学芸員)


 高橋直裕氏は、本学造形学部日本画学科を卒業後、世田谷美術館の1986(昭和61)年の開館準備から携わり、美術館ワークショップの草分けとして注目される数々の活動を展開して、日本の造形ワークショップの定着に大きな役割を果たしてこられました。

広告PDF(約700KB)
[ 情報登録日:2009.11.09 / ファシリテーション情報室 ]

[ 2009.10.21 ]
ウェブサイトの開始

 本日、2009(平成21)年10月21日より、このウェブサイトを開設いたします。
 このサイトでは、武蔵野美術大学「造形ファシリテーション能力獲得プログラム」についての概要や各種企画の案内をおこなうほか、同プログラムによる学生の成果である「造形ワークショップ記録」や「造形ファシリテーション・ポートフォリオ」の公開を予定しています。
 サイトの情報の内容の充実をはかり、造形ワークショップを社会に広げていく窓口としたいと考えておりますので、よろしくおねがいします。

[ 情報登録日:2009.10.21 / 高橋陽一 ]

[ 2009.10.21 ]
「造形ファシリテーション能力獲得プログラム」の開始

 2009年9月10日、文部科学省より平成21年度「大学教育・学生支援推進事業」大学教育推進プログラム【テーマA】として選定を受けた武蔵野美術大学「造形ファシリテーション能力獲得プログラム ー 造形ワークショップの記録と表現による学士力の形成」について、10月21日より取組を開始いたします。文部科学省の支援はプログラムは2年半、2012(平成24)年3月まで続けられる予定です。
 「造形ファシリテーション能力獲得プログラム」とは、造形学部の学士課程で獲得される造形の専門分野の能力に加えて、あらゆる人びとが造形の成果を享受するための活動を促進する専門家(ファシリテータ)としての能力を獲得することを目的としたプログラムです。このプログラムにより、課題探求型の幅広い学びを学士課程における能力獲得として明確に位置づけて、授業科目等の履修記録で残りにくい学生による学内外での造形ワークショップの経験と知識を「記録と表現」を軸として蓄積して活用するシステムを開発し、造形学部における学士力を確立します。
 このプログラムの具体的な内容や、取組の成果は、10月以降、本学のホームページで公開していきますのでよろしくおねがいします。

[ 情報登録日:2009.10.21 / ファシリテーション情報室 ]