造形ファシリテーション展示会・シンポジウム 2009
- 日時
- 2011年1月28日(金)〜30日(日)11:00〜17:00
- 会場
- 武蔵野美術大学新宿サテライト (JR新宿駅西口より徒歩5分)
- 住所
- 東京都新宿区1-25-1 新宿センタービル9階
誰もが参加できる造形ワークショップを担う能力を学生が獲得するための武蔵野美術大学「造形ファシリテーション能力獲得プログラム —造形ワークショップの記録と表現による学士力の形成」が、文部科学省より
平成21年度大学教育・学生支援推進事業【テーマA】大学教育推進プログラムとして選定を受けました。文部科学省の支援はプログラムは2年半、2012(平成24)年3月まで続けられる予定です。
「造形ファシリテーション能力獲得プログラム」とは、造形学部の学士課程で獲得される造形の専門分野の能力に加えて、あらゆる人びとが造形の成果を享受するための活動を促進する専門家(ファシリテータ)としての能力を獲得することを目的としたプログラムです。
今回は、学生たちの成果の展示・発表、学内外のパネリストによるシンポジウムを行いますので、是非ともお越し下さい。
[ 1月28日(金)13:00〜14:30/15:00〜16:30 ]
発表会「ワークショップ発表会」
下記のとおり、造形ワークショップを実践した学生自身による発表があります。
※学生発表はシンポジウムの座席事前予約はありませんので、満員の場合は予めご了解ください。
【13:00〜14:30】
齋藤啓子教授(視覚伝達デザイン学科)がコーディネートした下記の5つの学校や地域でのワークショップが発表されます。これらの企画展示も行われていますのでご覧下さい。
|2010ルネこだいら「芸術家と子どもたちとの出会い」
フェスティバル
小平市の文化施設イベントで行われた、学生が企画する遊びと創作の空間「子どもの広場 げんきモリ森」の取り組みです。
|「異才たちのアート展」
小平市内の福祉作業所の障害者のアート作品展とワークショップ企画です。小平ルネセブン商店街で展示・開催されました。
|2010「ちいさな夏休み Under the Sea」
大学の構内で行われる二日間の造形演劇ワークショップです。周辺の小学生と学生が非日常的な遊びの空間をつくり出します
|「ハチラボでカメラボ」
渋谷区こども科学センターハチラボで行われたピンホールカメラでモニュメントをつくる小学生対象のワークショップです。
|「ぽかぽかたかの台商店街」
大学の最寄り駅周辺の福祉のまちづくりをテーマに、学生が障がい者とともに企画運営した参加型ワークショップです。
【15:00〜16:30】
三澤一実教授(教職課程研究室)がコーディネートした下記の4つの学校や地域でのワークショップが発表されます。発表会の運営も含めて学生があたります。これらの企画展示も行われています。なお当日は三澤教授は欠席しますのであらかじめご了解ください。
|「旅するムサビ」
学生が学校に赴き、ワークショップや鑑賞の授業を行う取組です。
|School Art Project 「ムサビる」
東京都東大和市立東大和第二中学校でおこなわれたムサビ学生作品による二日間の美術館です。
|芸術村スケッチ大会
長野県東御市梅野記念絵画館でスケッチ大会に集う子どもたちとの造形ワークショップです。
|埼玉県障害者アートフェスティバル
埼玉県立近代美術館で学生が企画運営する埼玉県障害者アートフェスティバルです。
[ 1月29日(土)13:00〜14:30 ]
発表会「ワークショップ発表会」
13時からは、「美術と福祉プログラム」として小平市内の社会福祉施設で造形ワークショップを行った学生たちによる発表があります。本年度、あさやけ作業所、やすらぎの園、けやきの郷、小川ホーム、曙光園をはじめとした障害者施設、高齢者施設で実践されたワークショップや介護等体験活動です。
この発表は15時から行われるシンポジウム「福祉と造形ワークショップの可能性」とも連動しますので、あわせてごらんになることをお勧めします。
(1)あさやけ作業所サマースクール
(2)あさやけ作業所
(3)やすらぎの園
(4)けやきの郷
(5)小川ホーム
(6)曙光園
[ 1月29日(土)15:00〜16:30 ]
シンポジウム
「福祉と造形ワークショップの可能性」
パネリスト
葉山 登氏(川村学園女子大学准教授・本学講師)
杉山貴洋氏(白梅学園大学准教授・本学講師)
川本雅子氏(本学教職課程・芸術文化学科講師)
鈴石弘之氏(市民の芸術活動推進委員会
理事長・本学講師)
コーディネータ
高橋陽一氏(本学教職課程教授・取組担当者)
1月29日(土)15時のシンポジウム「福祉と造形ワークショップの可能性」では、葉山登氏、杉山貴洋氏、川本雅子氏、鈴石弘之氏から、武蔵野美術大学が取り組む「美術と福祉プログラム」を中心に報告とディスカッションを行います。同日1時からは学生による発表がありますので、あわせてご参加ください。
【参加方法】
シンポジウムは当日ご参加できますが、座席の都合でお断りすることがあります。昨年はこのことでご迷惑をおかけしましたので、「シンポジウム事前予約」の事前手続きをお勧めします。
[ 1月30日(日)13:00〜16:30 ]
シンポジウム
「造形ワークショップの担い手とは」
挨拶
甲田洋二氏(本学学長)
パネリスト
有福一昭氏(青山こどもの城 造形事業部)
降旗千賀子氏(目黒区美術館 学芸員)
コメンテータ
齋藤啓子氏(本学視覚伝達デザイン学科教授)
三澤一実氏(本学教職課程教授)
長沢秀之氏(本学油絵学科教授)
コーディネータ
高橋陽一氏(本学教職課程教授・取組担当者)
1月30日(日)のシンポジウム「造形ワークショップの担い手とは」では、青山こどもの城の有福一昭氏と目黒区美術館の降旗千賀子氏をお招きして、造形ワークショップのあり方やファシリテータを目指す学生たちへの提起を語っていただきます。武蔵野美術大学の造形ファシリテーション能力獲得プログラムの教員からも大学の現場からの提起を行います。
【参加方法】
シンポジウムは当日ご参加できますが、座席の都合でお断りすることがあります。昨年はこのことでご迷惑をおかけしましたので、「シンポジウム事前予約」の事前手続きをお勧めします。
|シンポジウム事前予約
1月29日と30日のシンポジウムについては当日参加も座席がある限りは可能ですが、事前予約を受け付けます。氏名、所属、参加日を予め電子メールで
fp@musabi.ac.jpにお送りしください。3日のうちにメール到着の連絡がない場合は不具合が考えられますので、お問い合わせください。
[ 1月28日(金)〜30日(日)11:00〜17:00 ]
展示会
武蔵野美術大学での造形ワークショップについて、本年度の学生たちの展示を行います。講演会・シンポジウムの実施時間帯でも、展示のみをご覧になることも可能ですから、お気軽にご観覧下さい。
「美術と福祉プログラム」では、5クラス6施設の学生たちの成果を展示します。やすらぎの園、けやきの郷、あさやけ作業所。曙光園、小平健成苑、小川ホームという小平市内の高齢者施設・障害者施設での造形ワークショップや介護等体験の取組です。
視覚伝達デザイン学科の齋藤啓子先生と学生たちが本年度おこなったワークショップの報告を展示します。齋藤先生は永年にわたり地域社会でのワークショップを実践してきましたが、視覚伝達デザイン学科の学生たちと大学近隣での取組を展開中です。
「旅するムサビ」は、三澤一実先生と学生たちが、大学近隣の中学校などを訪問して行ったワークショップの報告を展示します。学校に武蔵野美術大学の学生が自らの作品を持参して訪問するワークショップは、子どもたちの美術への関心を高める取組として注目されています。
【最新情報】
発表する学生企画名称などは確定した段階でホームページでお知らせします。